さあ、ブログ再開します

あまりにご無沙汰していたので、何から書けばいいか思案しますが・・

 

昨日は、町内のとんどさんの新年会に招待いただいたので、安田優子県議、長生会会長、親睦会会長、各班長さんなどとともに参加させていただきました。

 

喪中につき、とんどさんの神事はご遠慮させてもらって、午後は境港市成人式に。成人式が始まる前、昨年の総選挙で選挙区候補として奮闘した福住英行さんや共産党ファンクラブのみなさんとご一緒に、お祝いのメッセージを街頭で送りました。

 

ちょっと長いですが、メッセージの内容を紹介します。

新成人のみなさん、おめでとうございます。晴れてこの日を迎えられたことをお喜び申し上げます。
また、今日まで深い愛情を持ってお子さんを育て上げられたご家族の皆様にも、お喜びを申し上げます。

かつては成人の証の一つだった選挙権は、すでに18歳選挙権に変わっていますので、皆さんは昨年の衆議院選挙、総選挙ですね、それとおととしの参議院選挙も多くの皆さんが選挙権を行使されたことと思います。そういう意味では、18歳で選挙権を行使した記念すべき初めての年の皆さんです。日本共産党は、党の一番の方針となる綱領を14年前に改正しましたが、この綱領に18歳選挙権の実現をうたっており、すでにそれが実現されたこととともに、皆さんの政治への参加を喜びをもって受け止めているところです。今日の成人式、「主権者としての国民」という自覚を高める契機として、気持ち新たに臨んでおられることと思います。
あらためて、みなさんが、成人としてのこれからの長い道のりを、一歩ずつ確かな足取りで歩かれることを心からお祈りいたします。

 

さて、みなさんが足を踏み出した今の社会、みなさんの目には、どう映っているでしょうか。

私たち日本共産党境港市委員会は、ごく一部ですが、境港市内の若い世代の皆さんにアンケート用紙をお送りして、今の生活実態や境港市への要望などをお聞きしましたgお。回答いただいている内容から、働いている皆さんにとって、給料、所得のアップが今一番の要求だということがわかりました。

 今、全国では若者の二人に一人は賃金の安い不安定な非正規雇用となっています。日本共産党綱領で、「ヨーロッパの主要な資本主義国や国際条約の到達点もふまえつつ、国民の生活と権利を守る『ルールある経済社会』をつくる」と謳っています。ヨーロッパと比べて日本は、働くルールがひどすぎるんです。サービス残業、過労死、単身赴任などの言葉はヨーロッパにはありません。また、賃金水準も、ヨーロッパの国々では非正規労働者の賃金は正規労働者の8割程度の水準で、正規と非正規でそれほど格差がありません。それに対し、日本では5割台の水準、つまり非正規は正規の半分程度の賃金しかもらえていないということになります。私たち日本共産党は、8時間働けば普通に暮らせる社会をめざしています。皆さんが望む暮らしができるよう応援していきたいと思います。

 

 今、日本共産党は全国で、ほかの団体や政党の皆さんとご一緒に「憲法を変えないで、憲法を活かした政治を求める署名に取り組んでいます。この署名は、作家の瀬戸内寂静さんや森村誠一さん、精神科医の香山リカさん、ノーベル賞受賞者の益川敏英さんなど多くの学者や文化人も呼びかけて全国で取り組まれています。今、政府は、憲法を変えるという動きを進めています。世論調査では憲法は変えない方がいい、変えなくてもいいという意見が過半数なのに、その世論を無視して無理やり改憲を進めようとしています。こうなったら、こういった署名で声を届けるしかありません。

つらく苦しい戦争を反省し乗り越えて作られた、憲法9条があったからこそ、日本は戦後70年以上戦争をしてきませんでした。専守防衛で始まった自衛隊ですが、実行力をともなった国際貢献をしないと日本が評価されないとのふれこみでPKOも始まったわけですが、世界の評価は本当にそうでしょうか。世界では日本は平和の国、軍隊を持たない国と評価されてきて、海外での民間団体の活動も安全が保たれていた面もありました。

安倍首相は「自衛隊の存在を憲法に書き込むだけだ。なにも変わらない」と言いますが、なにも変わらないなら、書き込む必要はありません。大きなごまかしです。PKOでも危険と隣合わせだった自衛隊が、武器や兵士の輸送にも携わり、海外での戦争や武力行使に協力させられる安保関連法などの法整備がこれまた強行され続けています。憲法改正の狙いは、安保法制で海外での武力行使が可能になった自衛隊が、「憲法でも保証された」として、無制限に活動できるようにすることです。

自衛隊に所属しておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、日本の平和を守るためにと入隊しておられると思います。東日本大震災をはじめ、相次ぐ災害時に献身的に活動する自衛隊員のみなさんを、海外の戦場に送りこむことはさせたくありません。

みなさん、今、沖縄で相次ぐ重大事故、米軍のヘリコプターの窓が小学校の校庭に落下したり、オスプレイが墜落するなど、美保基地を抱える境港市民にとっても決してよそ事ではありません。きちんと抗議できない政府の態度も絶対許されないものです。アメリカの兵器や航空機を気前良く買っていることも、自衛隊を戦争に巻き込ませる準備と思わざるをえません。

「いいかげん、アメリカ言いなりの政治はやめよう」、「憲法9条を守ろう」。この声を、いっそう大きくしていこうではありませんか。日本共産党は、憲法の全条項を守り、憲法通りの政治を実現するためにがんばります。また、アメリカとの関係では、アメリカ言いなりの政治の大本にある日米安保条約にかわって、対等・平等の日米友好条約を結ぶことをめざしています。

 

今、世界は平和をまもり暮らしを良くしようという流れに大きく変わって動いてきています。

戦後、8090代になる私の親世代、皆さんのおじいさん、おばあさんの世代から始まった、核兵器廃絶の願い、ヒロシマナガサキを繰り返させないという願いが、今実ろうとしています。被爆者の声、被爆国日本の声が世界を動かし、国連で核兵器禁止条約が採択され、世界の核廃絶に向けて大きな一歩を踏み出しました。そして核兵器廃絶の運動の先頭で頑張ってきたICANという団体が昨年ノーベル平和賞を受賞しました。草の根の運動が社会も世界も変えることができるということが実証されています。

北朝鮮の核ミサイル開発などの挑発は決して許すことはできません。戦争にならないようにとねがう世界の人々の思いから、戦争にしない努力外交努力で解決していこうという流れも生まれています。
 もちろん日本国内でも、市民が主役の暮らし良い社会に変わっていくきざしも見えてきています。まだまだ不十分ですが、返済の必要のない給付制奨学金も始まりました。もっと広く受けられるようにしていかなければなりません。また、鳥取県内では中学校給食や高校卒業までの医療費助成の拡大も長年の市民運動から実現されています。境港市では保育料や給食費は3人目から無料になっています。私たち日本共産党は、皆さん方が将来子育てしやすい社会にしていくために、すべての子どもに無償で医療、給食、保育が提供できるようにと要望を続けています。さらに、若い世代の皆さんへの支援策として、家賃補助や奨学金返還の補助、高校通学費の補助なども要望しています。

こういった、国民、市民の声が届く政治を実現させることができるのも、私たち一人一人の行動しだいです。『学んで成長したい』、『誰かの役に立つ仕事がしたい』という思いを実現できる社会と政治を一緒につくり、ともに新しい未来を切り開きましょう。そのためにも、新成人の皆さん、一人ひとりがやりたいことに挑戦していただきたいと思っています。将来に希望を持てる日本を。平和で暮らしよい日本を、鳥取県を、境港市をつくっていくために、ご一緒に力を合わせましょう。このことを呼び掛けて、日本共産党からの訴えを終わらせていただきます。今日は、本当におめでとうございます。