福島こども保養プロジェクトin大山2014報告会

今日の午後、米子市公会堂の集会室にて、福島こども保養プロジェクトの活動報告がありました。プロジェクトは福島の子どもたちとお母さんが日頃放射能や避難生活などで溜めているストレスから解放されることを目的に、鳥取県の西部では昨年から開催されています。

プロジェクトの代表の立林さんから、4日間の様子が報告されたあと、8月10日に開かれた、福島のお母さんのお話を聞く会の様子をVTRで見させてもらいました。平澤牧場さん、ジュピタリアンさんなどのご協力のもと、羊や海産物でのバーベキューや虫取り、海辺での水遊び、ミルクの里など大山と山陰の自然と人に触れて二組の親子は大はしゃぎで楽しまれたとのことでした。

 ただ、お母さんたちの話は身につまされることがたくさん。お一人は放射能への不安について夫と認識に差があること、いわき市から移住はせず、親子の不安に寄り添って放射能汚染を最小限にする努力をしている幼稚園に子どもを通わせていることなど話されました。各地の保養プロジェクトに参加して身も心もリフレッシュしようとしているとのこと。

 もうお一人は、放射能の不安が大きく、同じいわき市に夫を残して身寄りのない新潟県に自主避難しているが、自主避難故に補助もなく経済的には貯金を取り崩しての生活とのこと。放射能を不安に思う人への差別などもあると。条件があればいわき市内で生活したい気持ち、本当はもっと遠くへ逃げたい気持ちなど、複雑な気持ちを抱えたままだという。

 

VTRを見終わり、かかわられた皆さん、来年も取り組みたい、もっと充実させたいと口々に話されました。

 私も、境港でぜひ報告会をしてもらいたいし、来年以降のプロジェクトにはいろいろと関わりたいとお伝えしておきました。